PINACO社との運命の出会い。
どうしてこんなに素晴らしいバッテリーが日本になかったのか?
高品質は高価格 低品質は低価格
AutoGarage轟は、東広島市で、
中古車・新車・旧車販売、整備、鈑金塗装などを行っている会社です。
AutoGarage轟社長 山下が、何気なしに、
「バッテリーは高いので、どこか安くて高性能なものないかなぁ」
とよくつぶやいていました。
インターネットを中心にした業務を行っていた私は、
全くのバッテリーに関しては、ズブの素人・・・。
いろいろと社長から話を聞くと、
日本製のG○○〇サは、最強だが、とにかく高い。
韓〇製、中〇製、台〇製は安価だが質が悪い。
要は【値段=性能】
高ければ良く、安ければ悪い。
こういう世界だなぁという感じでした。
今の時代、どんな商品でも、
消費者が購入して満足するものは、
「高品質×低価格」です。
高付加価値のものでないと満足できません、。
そこで、ダメもとで色々と
リサーチをしてみました。
中々ネットだけの情報では、
安価な出回っている物しか出てきません。
とにかく安売り合戦なんです。
消費者も、世知辛い世の中なので、
1円でも安く・・・
わからないでもないです。
しかし、どんな商品でも、
価格はそれなりでも高品質な物が、
最終的には認められ生き残る世界。
探しまくった結果
インターネットが仕事なので、
とことん探しました。
そして、
調べつくした結果として、
今回のPINACO社(※1)を発見したのです。
値段は、
物価の違いがあるので一概には言えませんが、
それなりに安いのです。
しかし、品質はケタ違いに良いのです。
なのに、日本では販売されていない。
では、なぜ販売されていないのか?
ちょっと疑問を感じますよね。
まずは、それを確かめるところからです!
ただ、PINACO社とは全くのつながりもなし。
ベトナム語もわからないし、
まずはどうやってコンタクトをとるのか?
相手だってどこの馬の骨とも
わからないところといきなり取引はしないはず。
ところが、
ここから思いもよらない展開が、、、、
PINACO社との出会い
人脈は財産ともいいますが、
たまたま、
東京に行く飛行機の中で
機内放映を見ていたところ、
某大手運送会社のベトナム法人の社長が・・・・
なんと、
昔の同僚ではないですか!
しかし、25年も前の話。
ところが、
連絡をとる手段がありません。
昔の同僚で今も
某大手運送会社に勤務している方から、
メールアドレスを
入手することができました。
(昔の仲間を大切にすることは大事です。)
ただ、突然メールしても、
うまくいくわけがありません。
そこで、またまたリサーチです。
実際に、
どんな良い商品であっても、
評判が悪い商品であればどうにもなりません。
そこで、
今度はSNSつながりの、
ベトナムで日本語学校をやっている方に、
ベトナムでの本当の
PINACO社の評判を聞いてもらいました。
するとかなり有名な会社らしく、
バッテリーといえばPINACO社
といっても過言ではない会社でした。
評判はすこぶる良いことがわかりました。
不思議なつながりですよね。
いざ、ベトナムへ!
そんな流れで、
某大手運送会社のベトナム法人とも、
連絡を取ることができ、
ベトナムへ乗り込むことに!
懐かしいなぁ・・・
と、昔の同僚もしっかりと
覚えてくれていたため、
話はスムーズに。
PINACO社へのアポどりをお願いし、
2019年11月末ついに直接
ベトナムに乗り込み商談することに。
いざベトナムへ!
PINACO社本社は、ホーチミン市。
某大手運送会社のベトナム法人もホーチミン市。
現状、取引はないとのことでしたが、
快く協力していただき感謝です。
今回お世話になった某大手運送会社のベトナム法人
初日は、PINACO社本社にて、
会社案内や商品説明を受け、
細部にわたり質疑応答で、
益々、PINACO社の素晴らしい製品に納得。
翌日は工場見学へ。
工場はホーチミンの工業特区の中に立地し、
某大手運送会社のベトナム法人の物流センターも
なんと!なんと!ご近所さん。
隅々まで工場見学をさせていただき、
厳格な品質管理プロセスからの
最高品質のバッテリー生産にも納得。
わずか2日間ではありましたが、
お互い良い商談をすることができました。
PINACO社としても、
今まで日本への輸出のタイミングがなく、
進出していなかっただけのようです。
現在世界34か国に輸出し、
日本は35か国目です。
日本に、帰国して再度検討の上、
今回、まずはお試しということもあり、
トラック用の大容量バッテリーから、
輸入することにいたしました。
一難去ってまた一難
PINACO社より世界に輸出している、
商標は「JP」で日本への輸出ができない。
(JPはジャパンの略称の為のようです)
PINACO社にとっても
ちょっとスタートから前途多難。
新たに商標を取得というところからスタート。
日本での商標登録は、
「PINACO」
日本での使用ということで、
他国に出荷しているものと違い、
日本仕様に特注となりました。
発注をしてから、
製作まで約2ヶ月かかります。
ところが、全世界で、
新型コロナウイルス騒ぎとなり、
実際に輸入できるかどうか?
しかし、ここも強運なことに、
ベトナムは、死亡者ゼロという
効果的対策でも世界的にも高評価の国(注2.)。
経済活動も早くから再開し、
無事に2020年5月、日本に到着。
販売準備に少し手間取りましたが、
ついに日本にて販売することになりました。
大容量
長寿命
高始動
ハードな使用にも耐えるタフ構造
バッテリーは耐震度が重要。
連続走行や激しい振動下でも
いかんなく性能を発揮します。
※1.ベトナム社会主義共和国のため、株式会社ですが、政府(化学総公社)が51.4%の株式を保有しています。PINACO社は「国家保証」ポリシーに基づく会社です。また、日本の古河電池が発行株式の10.5%を取得。技術供給を行っています。
会社名(英語)DRY CELL AND STORAGE BATTERY JOINT STOCK COMPANY
略称 PINACO
会社名(日本語)サザンバッテリー
※2.イギリスの調査会社ユーガブ(YouGov)社が、世界26カ国を対象に行なっている新型コロナウイルスに関する意識調査によると、ベトナム国民の政府に対する信頼度は高いです。政府のコロナ対策に肯定的な評価をする国民の割合は2020年3月末以来90%を超えており、2020年6月でも対象国中第1位を継続している。5月26日時点では97%だ。日本も海外との出入国を真っ先に解禁したのがベトナムでしたよね。